# 【ワークシート付き】誰のための業務改革？DX成功の秘訣は、施策の目的を深堀りすること！

公開日: 2025-07-07 / 執筆者: 箕輪　旭 / カテゴリ: 実行力, 施策立案（業務改革）, ワークシート

ある程度DXや業務改革の施策に取り組んでいる企業では、次のようなお悩みをよく伺います。

**「結局、目の前の小さな業務効率化で終わってしまう…」**

もちろん、小さな業務効率化もやらないよりはやった方がいいことに違いありませんが、やはりデジタル・**トランフォーメーション**と言うからには、組織全体、会社全体を巻き込む大きな施策に発展させたいですし、全社のDX推進を担うデジタル部門の方はなおさらそれを求めているはずです。

実はこの「目の前の地位さな業務効率化で終わってしまう」という悩みは、施策立案時の考え方を一つ変えるだけで、大きく改善します。

## DXの目的は何か？

皆さんは、DXの目的とは何だと考えていますか？「稼働削減」「コスト削減」。これらが、最初に思いつくDXの目的ではないでしょうか。しかし、DXの本質的な目的はもっと先にあり、実は「稼働削減」「コスト削減」はあくまで手段にすぎません。

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一言でいえば、DXの目的は**「顧客にもっと喜んでもらうこと」**です。これを「カスタマーエクスペリエンス（CX）の向上」とも言います。

例えば、DXによって社会や顧客の変化に合わせて新しいサービスを生み出したり、お客様一人ひとりの価値観やニーズに合わせて、よりきめ細やかなサポートや体験を提供できるようになります。ネットショッピングで自分だけにおすすめの商品が表示されたり、LINEやチャットボットで気軽に相談できたりするのも、DXによるCX向上の一例です。私たち従業員にとっても、DXは「お客様にもっと価値を感じてもらえる仕事」に取り組めるチャンスになりますし、会社としてもこうした価値提供が結果的に成長につながります。

さて、この話において「稼働削減」「コスト削減」はあくまで手段にすぎない、ということに気づいたでしょうか。つまり、デジタル技術を活用することで、業務が効率化され、稼働が減ります。その**稼働削減を手段として**、お客様によりきめ細やかなサポートや体験を提供しているわけです。また、デジタル技術を活用することで、業務が効率化され、コストが減ります。この**コスト削減を手段として**、お客様に品質の高いサービスを提供できるようになります。

このように、DX施策を考える際は、稼働削減・コスト削減をゴールとせず、それらを「顧客を喜ばせる手段にする」考え方が重要です。

さらに、DXにはもうひとつ大事な側面があります。それが「**エンプロイーエクスペリエンス（EX）の向上**」です。EXとは、社員が「ここで働いてよかった」と感じられる体験や価値のことです。

DXによって、これまで手作業で繰り返していた単純作業を自動化できれば、人はもっとクリエイティブで魅力的な仕事に集中できるようになります。たとえば、RPA（ロボティック・プロセス・オートメーション）で毎月の経費精算や集計を自動化すれば、社員は分析や提案といったより高度な仕事に時間を使えるようになります。また、場所や時間にとらわれずに働けるテレワークやフレックスタイム制の導入も、DXの成果のひとつです。働きやすい環境を実現することで、一人ひとりが自分らしい働き方を選べるようになります。

この話も同様に考えてみましょう。デジタル技術を活用することで、業務が効率化され、稼働やコストが減ります。その**稼働削減やコスト削減を手段として**、残業が減ったり、ボーナスを増やしたりして、従業員が働きやすい職場をつくることができます。

  
このように、DXは「稼働削減やコスト削減を手段として、顧客や従業員を喜ばせる取り組み」として捉えることができます。ぜひ、大きな目的意識を持って、DXに取り組んでいきましょう。

## 視野を広げてDXの目的を深堀りしよう！

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それでは、DXの本質的な目的をどのように考えればよいでしょうか。ここでは「視野を広げる」方法を紹介します。

たとえば、「法務部への契約チェック依頼を効率化したい」という施策のアイデアがあったとします。この課題だけを解決しても、「自分の手間が減った」という稼働削減にとどまってしまい、会社としてこの施策に投資する意義が薄い状態です。そこで、ここから視野を広げていき、もっと大きな価値を発見しましょう。

**「契約チェック依頼」という業務は、どんな大きな業務の一部分ですか？**

まず、「契約チェック依頼」は「発注業務」の一部であると考えてみます。契約チェックだけでなく、発注業務全体を効率化できれば、関わる社員全体の稼働を削減できます。すると、チームや部門全体の生産性を向上する、という価値が生まれ、組織としてこの施策に取り組む意義が見えてきます。

さらに、「発注業務」は会社の「調達プロセス」の一部です。調達全体の効率化を進めることで、調達組織全体の働き方改革、さらにはコスト削減やサプライヤーとの関係強化にもつながります。ここまで考えられると、調達組織全体として、この施策に取り組む意義がありそうです。

もっと大きく見ると、「調達プロセス」は「製造から販売」までのバリューチェーンの一部です。調達が効率化されれば、必要な部品や原材料の調達コストやリードタイムが短縮し、最終的には「販売価格を下げる」「欠品や廃棄を減らす」といったCX（顧客体験）の価値にもつながるかもしれません。ここまで考えれば、施策の価値が会社全体に広がります。

このように、自分が今検討している施策のアイデアが、より大きな業務や組織全体の流れのどこに位置しているかを考えることで、「最終的に会社や顧客にどんな価値をもたらせるか」を発見できます。

## ワークシートで目的を深堀りしよう！

視野を広げながら施策の目的を深堀りするためには、このワークシートを使ってみてください。

![](https://images.microcms-assets.io/assets/bb1db950802b4b7a8571840ba751f03a/b71444bc08f949ff83c65e3041141ce5/2_DX_Goal_Setting_Studymeter.png)

[施策の目的深堀りワークシートをダウンロードする](https://242968097.fs1.hubspotusercontent-na2.net/hubfs/242968097/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88/2_DX_Goal_Setting_Studymeter.pptx)

まずは、「改善したい業務」のところに思いついた施策を書いたあと、左から順番にマスを埋めていきます。自然と視野が広がっていくような設計になっています。

-   どうなったら良い？：その業務をどうしたいですか。
-   自分・担当者にとって：その改善を行うことで、直接的には誰がうれしいですか。
-   会社・顧客にとって：その施策を拡大させると、最終的に顧客や会社にはどんなメリットがありますか。
-   下の吹き出し：誰に、何と言ってもらえたら成功かを、その人のセリフで表現できますか。

特に、次の2つのことがポイントになります。ぜひ意識しながら取り組んでください。

**「会社・顧客にとって」の枠**  
業務改革において、「稼働削減」「コスト削減」は手段に過ぎない。稼働削減やコスト削減を通じて、「顧客や従業員をどう喜ばせたいか？」を考える。

**ワークシート下の吹き出し**  
「この施策は、誰に、なんと言ってほしいのか？」を考えると、自然とCX・EXの視点を持つことができ、業務改革の本質的な目的を検討できる。

## DXで喜んでほしい人を意識しよう！

DXの目的は、顧客や従業員を喜ばせることです。目の前の稼働削減やコスト削減をゴールとせず、その先を考える目的設定を行えば、自然と施策の規模や成果も大きくなっていきます。ぜひ、視野を広げて、施策の目的を検討してみてください。

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出典: スタディメーター株式会社 — https://studymeter.jp/insights/3cr0uy1qq

執筆者プロフィール: スタディメーター株式会社　代表取締役。オンライン学習サービス「Udemy」にて、非エンジニア向けの分かりやすく実践的なIT講座がベストセラーとなり、 これまでに25万人以上を指導。さらに活動の幅を広げるため、2020年にスタディメーター株式会社を創業。 「挑戦したくなる世界」の実現を目指して、新しい一歩を踏み出したい人のサポートに取り組んでいます。
